...「ソップも牛乳もおさまった? そりゃ今日は大出来(おおでき)だね...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...この処得右衛門大出来というべし...
泉鏡花 「活人形」
...』『お前の年頃としては大出来だよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...さう思ふんだらう? 今日は加納にあ大出来さ...
犬養健 「朧夜」
...嘴(くちばし)の青いドレゴ記者にしてはまことに大出来であったといえる...
海野十三 「地球発狂事件」
...今までの考えを忘れないだけで大出来なのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...今回だけは、大出来よ...
太宰治 「ろまん燈籠」
...文句自身は、ベニイ個人の場合に限って、大出来でしょう...
谷譲次 「踊る地平線」
...夕方、樹明君がきてくれた、そしておとなしく帰つていつた、大出来、々々々...
種田山頭火 「其中日記」
...晩酌一杯、もう一杯ほしいのをぐつと抑へた、大出来々々々...
種田山頭火 「其中日記」
...「大出来だ!」とイワンはなんだか有頂天になってどなった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「そも、過ぎつ年、逝(ゆ)きし頃――この前、黒船の参りました時、憶えもござりましょうが、三田は、薩摩の御邸で、夜を徹しての、能狂言、謡の声も、晴れ晴れと、鼓の音も、ぽんぽんと、それで、すっかり、附近の町家は、落ちつきまして、御門の前へ、朝になると、大きな膏薬、はがしてみると、その下に、天下の大出来物、と、書いてあったと、この時の、大出来者島津斉興が、今も猶大出来者か、或いは又、大不出来か、ちらり、ほらりと、雨夜星、琴平湯の、浴槽(ゆぶね)にて、弁慶床の店先にて、人の噂に聞きつらん...
直木三十五 「南国太平記」
...鍛冶屋のせがれにしては大出来ですよ」と迷亭先生はすでに天気の話は忘れている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...大出来だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...身分を名乗っているようなもので――」「しょっ引いて来たか」「南沢様の御手の者に預けておきましたよ」「よしッ大出来だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ふるへて咽ぶわがこゝろ――成程これは美智ちやんが作つたとしては大出来だ...
牧野信一 「美智子と日曜日の朝の話」
...かく十二禽から切り離して十二支の名目を作ったは支那人の大出来で...
南方熊楠 「十二支考」
...――」「あの人、あなたの所へ伺っただけでも、大出来だわ...
横光利一 「旅愁」
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