...來ただけの歌は隨分夥しい數に上つたが...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...なんという夥しい数であろうか...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...夥しい木の輪の音...
千家元麿 「自分は見た」
...やがて公孫樹が夥しい銀杏を落し初める...
外村繁 「澪標」
...この夥しい人類が...
中里介山 「大菩薩峠」
...ロンドンに入ると更に夥しい氣球で...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...バッハの夥しい全作品から見ればさしたる数ではない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...我々鈴子夫人の夥しい崇拝者達も...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...上野から谷中へかけての夥しい僧侶の隠れ遊び場所で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一歩退いて見ると、路地の方には、穴から一尺ほど離れた下水へかけて、夥しい血潮が、昨夜の殺しの凄惨さを物語って居ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...精を出して買い貯(たくわ)えた夥しい柴を...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...こんなに夥しい麻布や羅紗(らしゃ)や...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それ程夥しい誤植活字のあるのは見たこともないそれを...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...夥しい寂しさに陥つた――少しでも信じられたり尊敬されたりすることは何んな侮蔑よりも苦痛なやうな気がする...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...植物漢字名の謬(あやま)りは夥しいようですね」A「そうです...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...夥しい鼠が死体から出て襲来した...
南方熊楠 「十二支考」
...夥しい境内の鳩がみんな高い銀杏の枝に上つてあちこちで啼いてゐた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...地藏樣のやうだといふので村中の評判の惡いこと夥しい...
横瀬夜雨 「春」
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