...夥(おびただ)しい艦艇が北東に向け...
海野十三 「怪塔王」
...垢(あか)ぬけのしないこと夥(おびただ)しい...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...彼等がいま帰って行こうとする方向から夥(おびただ)しき人が走って来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...饅頭(まんぢう)や其(そ)の他(た)の物(もの)を包(つゝ)む白(しろ)いへぎ皮(かは)を夥(おびたゞ)しく括(くゝ)り附(つ)けて置(お)くのである...
長塚節 「土」
...棕櫚の木の更に夥しく茂った間に泥土の家が建っていて...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...夥(おびただ)しい楽譜の筆写を発見すると...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その功績は夥(おびただ)しい作品と共に百代の後までも伝えられるであろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ショパンの作品は夥(おびただ)しいが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...夥(おびただ)しい金銀財宝...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...狐格子に結んである夥(おびただ)しい紙片(かみきれ)を調べましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人足も夥しいことですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夥しく胸をときめかした...
牧野信一 「陽に酔つた風景」
...されば今日もビナレスの寺院にハヌマン猴を夥しく供養し...
南方熊楠 「十二支考」
...夥しい社会の波瀾にたえながら...
宮本百合子 「現実に立って」
...――和歌や俳句の夥しい駄作で...
宮本百合子 「木蔭の椽」
...床のタイルの上に水滴が夥(おびただ)しく零(こぼ)れておりました...
夢野久作 「一足お先に」
...隣国の大小名、御近族の御衆(おんしゆう)、そのほか参賀の輩(ともがら)、百々之橋(とどのばし)よりおのぼり成され候に、夥しき群集にて、築垣(ついぢ)を踏みくづし、石と人と一つになつてくづれ落ち、死人も有、怪我人(けがにん)は数知れず、刀持、槍持の若党共は、槍刀を失ひ、迷惑したるもの多し……「信長公記」正月早々、年始の客は、こんなふうに安土城へ押しかけたものとみえる...
吉川英治 「新書太閤記」
...夥(おびただ)しいものでございましょうな」「二十八ヵ国より木材を伐(き)り出し...
吉川英治 「新書太閤記」
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