...さうして我等の彼等に負ふところ多き一面より見れば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...何ともつかず思出多き心地するものはなし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...菜蔬と魚介(ぎょかい)の味(あじわい)美なるもの多きはこれ日本料理の特色ならずとせんや...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...我が攻囲軍の死傷多きは怪しむに足らず...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...変化の多きは塞翁(さいをう)の馬に(しんにう)をかけたるが如く...
夏目漱石 「人生」
...感傷多き青春の情緒を述べ...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...當時の鎌倉は次第に關東素撲の風を脱して競ひて京都の虚禮多き開化を輸入せることなれば...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...乙に私の議論を貯えて心事多きゆえ...
福沢諭吉 「学校の説」
...あるいは漢語多きをもって蕪村の唯一の特色と誤認せらるるに至る...
正岡子規 「俳人蕪村」
...芭蕉の俳句は変化多き処において...
正岡子規 「俳人蕪村」
...余り陳腐なる歌多き故...
正岡子規 「人々に答ふ」
...そしてこの計算は多きに過ぎると考えるべき理由はない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...猴に似て髯多きは※(きょ)なり...
南方熊楠 「十二支考」
...これには作家の觀相多きを知らむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...幾百種の新聞雑誌に散見する議論には頗(すこぶ)る高尚なるもの多きを...
森鴎外 「舞姫」
...したがってまた比較の特に価値多き部分なることを考えさせる...
柳田国男 「海上の道」
...猟師労無くして獲物多きことを悦び...
柳田国男 「山の人生」
...負うべき場合多き事を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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