...夢未多かりし日を思ひ出でよと...
芥川龍之介 「芥川龍之介歌集」
...亦(また)是等艶冶(えんや)の筆(ひつ)の累(るゐ)する所多かりし由...
芥川龍之介 「骨董羹」
...その辭に綴り込めたる亞細亞(アジア)風の譬喩の多かりしことよ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...さしも榮(はえ)多かりしわが世のなれる果(はて)の身は...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「白鳥」
...四郎の所謂馬鹿な路を歩きしことが多かりしやう也...
大町桂月 「近藤重藏の富士山」
...故(カレ)其頭を見れば、呉公多かり...
高木敏雄 「比較神話学」
...思はず太息(といき)吐(つ)く事も多かりけり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...枯枝(かれえだ)のみぞ多かりける...
高山樗牛 「瀧口入道」
...浪子が同窓の涙をおおうて見送れるも多かりき...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...自由黨にも亦頗る多かりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...公の意見を聽くの機會に接すること益々多かりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...古寫經の屏風なども多かりしも仔細に諦觀せんひまなかりしをかこたんは...
内藤湖南 「寧樂」
...それは夢多かりし幼時を過ごしたフランドルの哀愁にも因るのであらう...
中原中也 「デボルド―※[#濁点付き片仮名ワ、1-7-82]ルモオル」
...そのためしさはに多かりでげす」「そこへ行くと...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...古来老樹大木のみありて社殿なき古社多かりし...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...印度に古く梵教の外に異類異族の教多かりしは諺になりある程...
南方熊楠 「再び毘沙門に就て」
...不思議の多かりそうな場処を知って力めてこれを避けていた...
柳田国男 「山の人生」
...「ナント熊公堂だへ「時に旧平さんと云へるが如き冒頭を以て誰れにも読まるゝ如く書かれたる者多かりき...
山路愛山 「明治文学史」
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