...本郷(ほんがう)や神田(かんだ)の古本屋(ふるほんや)でよく見受けられる――は底本(ていほん)としたバラク(Bulak)版が元々省略の多いものであり...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...強いて爭はずに捨て置くのが多いと思ひます...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...毛の多い、真黒な髪を無造作に束ねて、垢染みた衣服(きもの)に細紐の検束(だらし)なさ...
石川啄木 「刑余の叔父」
...半分に截(き)つた赤毛布を頭からスッポリ被(かぶ)つて來る者の多い中に...
石川啄木 「二筋の血」
...この頃の俳句は多弁饒舌なる文芸を真似(まね)ようとしているものが多い...
高浜虚子 「俳句への道」
...落丁の多いエンサイクロペジアと全く似ている...
太宰治 「猿面冠者」
...苦労の多い時代に...
壺井栄 「二十四の瞳」
...妻子を食わせるために犠牲になって枯死する人間の多いことだけは事実である...
寺田寅彦 「沓掛より」
...苦労の多い自分の身のうえを...
徳田秋声 「爛」
...近頃てこずった難物――と申し上げては少々恐れ多いが...
中里介山 「大菩薩峠」
...最近はコンクリート板を組み立てて造る建物が多いようである...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...所で顧(かえり)みて世の中を見れば堪(た)え難(がた)いことも多いようだが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...水気の多い春の雪ですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そういう角度から絵を見ると絵の良し悪しが非常にハッキリすることが多い...
三好十郎 「絵画について」
...几帳面で謹直な人間を社会生活において束縛しているあの無数の・いろいろな点で困難の多い・規則をのがれている人々〔僧院に生活する人々〕は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...将来つごうの好(よ)いことがひじょうに多いであろう...
柳田国男 「母の手毬歌」
...なお思い出の多いのは「ぷろふいる」である...
山本禾太郎 「探偵小説思い出話」
...兼業に怪しい男女を泊めるのが大変多い...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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