...馬琴も夙(つと)に聞いてゐた所である...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...翌朝我々は、またしても忙しい日を送る可く、夙く起きた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...自分は東京大学においてドイツ哲学のほか夙(つと)に進化論と仏教哲学の影響を受けたのであるが...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...文学志望で夙(はや)くから私の家に出入していた...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...)かくの如く全力を傾倒して国際問題を鋭意研究したのは本(も)と本と青年時代からの夙志であったが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...「お宅のこいさんが奥畑の啓坊(けいぼん)と夙川の土手を歩いてはったのを見た」と云って...
谷崎潤一郎 「細雪」
...夙川(しゅくがわ)の松濤(しょうとう)アパートの方は幸いに水禍(すいか)を免れたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今日夙川(しゅくがわ)で久し振にこいさんにお目に懸り...
谷崎潤一郎 「細雪」
...夙に対話篇的な労作を脱して実証的な諸材料を科学的に整理しようとしたアリストテレスは併し...
戸坂潤 「辞典」
...夙に非政党内閣を主張し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伯は夙(つと)に泰西の法律に着目し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...夙(はや)く白山(はくさん)と字音に呼ぶことになっており...
柳田国男 「海上の道」
...夙に思ひをそこに寄せて...
吉川英治 「折々の記」
...その三十六家の半数を味方に説き入れても優に新しい一勢力を喚び起すことは出来る――とは彼が夙(つと)に抱いていた画策の一つであった...
吉川英治 「黒田如水」
...「陛下にも夙(つと)に...
吉川英治 「三国志」
...自分にたいする大塔ノ宮があくまで抱擁の寛度(かんど)もない冷ややかな“他人”であることは夙(つと)に承知だが...
吉川英治 「私本太平記」
...私が夙川(しゅくがわ)の舞踊場の踊りの帰路を立寄ったR酒場で会ったのです...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
...そしてそのまゝ茶の間に行つて夙くに時間の過ぎて居る藥を一服飮んで來た...
若山牧水 「樹木とその葉」
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