...小樽より我が妻せつ子朝に来て、夕べ帰りぬ...
石川啄木 「詩」
...それに海の波の至って静かな夕べでしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...鳥共の疳高(かんだか)い夕べの合唱...
中島敦 「光と風と夢」
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中原中也 「在りし日の歌」
...夕べの靜かなる都會の空に炎は美しく燃え出づるたちまち流れはひろがり行き瞬時に一切を亡ぼし盡せり...
萩原朔太郎 「氷島」
...ア市の郊外ヂーニヤに於けるパシヤの閑居に、私は此の夕べ、牛津で別れた以來の老先生と手を握り、靜かなる食卓に夫人と三人語り合つて、夜の更くるを知らなかつた喜は何に譬へようか...
濱田耕作 「埃及雜記」
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原民喜 「かげろふ断章」
...夕べ、そのバラを失くしたろ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...夕べは今にも窒息するかと思ったわ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...夕べここへ来る前に全部...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...試みに夕べの窓ぎわでなりと「黒谷村」一巻を繙かれるならば...
牧野信一 「坂口安吾君の『黒谷村』を読む」
...シヤベルや箆を携へては朝となく夕べとなく来襲した...
牧野信一 「肉桂樹」
...どんな時にまたあの野分(のわき)の夕べに隙見(すきみ)を遂げた程度にでも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...空の趣のおもしろい夕べである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...操縦士と夕べは握手して...
横光利一 「微笑」
...しづかに晩秋の夕べをともると...
吉川英治 「折々の記」
...約束の夕べ、瀬戸口の邸(やしき)へのぞむと、十坪ばかりの道場に、弟子たち大勢がひかえていた...
吉川英治 「剣の四君子」
...変節や裏切りを朝(あした)に夕べにするほどな胆太(きもふと)い厚顔無恥ではなかったが...
吉川英治 「私本太平記」
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