...昨日(ゆうべ)の変てこな気持がうその様に思われた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...全く御存じないのですか」紋三はしゃべりながら益々(ますます)変てこになって行くのを感じた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...今から思うと、実に変てこな、気違いめいた光景であったに相違ないのである...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...これが又誠に変てこれんな事柄だったのでございますよ...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...それが変てこな、耳慣れぬアクセントだったので、「オヤッ、これは本当に照子さんなのかしら」とギョッとした程であった...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...変てこな、あり相もない事が起ったのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...私は非常に変てこな気持になった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...それがどんな変てこな草だらうが...
薄田泣菫 「茶話」
...変てこな見慣れない沼沢性の樹木などが一面に生い茂っている沼のような地域を横切って来て...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...お手なども変てこに絡んでいるが...
高村光太郎 「回想録」
...イギリスにあザグヴォズキンみたいな変てこな奴あ一人だって居ないんだ……あすこじゃ一文の金だって循環してるんだぜ……そうとも……あすこじゃ銭函に錠を掛けとくような吝な野郎はいないんだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」
...私が森が好きならこれも変てこ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...おそろしく変てこな目に会つてきたが...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...あの米(よね)とか友(とも)とかいう変てこな兄いが...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかにも取合せが変てこです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...はなから変てこな音ではじまつてゐたことだけは知つてをるが――その聯隊書記が祖父を呼びつけて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...変てこな言い方をするんです...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...顔の浅黒い娘が頸(くび)にだけ真白にお白粉(しろい)をつけているのが変てこだと思っているのである...
堀辰雄 「三つの挿話」
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