...観音参詣(さんけい)の老婆が一文ずつためたる金子を中店の売卜(ばいぼく)に費やし...
井上円了 「おばけの正体」
...売卜の詞によって縋っている者がその縋っている者を悪いようにはしないという心頼みがあるからであった...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...どうか女の婿になってください」売卜者は醜い女(むすめ)の姿を何時の間にか見ていた...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...売卜者は義理に迫って盃をしたものの...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...そこには売卜者(えきしゃ)や物売る人達が店を並べていた...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...卓連俊――老人の売卜乞食...
林不忘 「安重根」
...同宿は売卜師、日本を股にかけて歩きまはつてゐるだけに、また口で食つてるだけに、話題も豊富だし話方も上手だつた、八卦見! 何とクラシツクでそしてポピユラアだらう...
種田山頭火 「行乞記」
...例の売卜者梶井主膳が「同類を集めて駕籠を釣らせ...
正岡容 「我が圓朝研究」
...九七五調の句独鈷(どくこ)鎌首水かけ論の蛙かな売卜先生木の下闇の訪はれ顔花散り月落ちて文こゝにあら有難や立ち去る事一里眉毛(びまう)に秋の峰寒し門前の老婆子薪(たきぎ)貪(むさぼ)る野分かな夜桃林を出でゝ暁嵯峨(さが)の桜人五八五調...
正岡子規 「俳人蕪村」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...売卜者(うらないしゃ)のような人を馬鹿にした...
水野葉舟 「遠野へ」
...なんだッて!」売卜(ばいぼく)先生あられもない権幕と居直りました...
吉川英治 「江戸三国志」
...乗ったことのない売卜(ばいぼく)者でございますんで...
吉川英治 「江戸三国志」
...下谷の溝店(どぶだな)で売卜者(ばいぼくしゃ)というと...
吉川英治 「江戸三国志」
...君の出る幕ではない」売卜(ばいぼく)先生の卦(け)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...談天口(だんてんこう)とも号していますが売卜(ばいぼく)は本業ではありません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...決してただの凡庸(ぼんよう)な売卜者(ばいぼくしゃ)ではない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...三の好色家らしい売卜(ばいぼく)先生は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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