...知らず識らずの間に君自身の品性を墮落させたり...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...國家の富強とその内面的墮落とが如何に屡手を繋いで行くか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...まだ救濟の見込がない程に墮落してゐない事だけは確かだつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自分の慾を滿たすほどまだ墮落はしてゐない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」かう思ふと、自分のこれまでに經て來た幾多の戀、信仰、詩人的努力、家庭の迫害、親不孝、妻子を虐待、友人の離散、失戀、懷疑、絶望、破壞、墮落、自殺未遂、戀愛的事業、生の自覺、悲哀苦痛の現實的體得など、それからそれへと變轉滑脱して來た間にも、自分は終始一貫してゐるのを、自分ながら痛切に感じた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その後繼者であると自負してゐる諸勞働黨の墮落を思へば(これはサンデイカリズムの勃興以前に書いたものだ)...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...水の中に墮し入れき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...タカクラジの倉の屋根に穴をあけて其處から墮し入れましようと申しました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...ひそかに涙を墮しぬ...
大町桂月 「房州紀行」
...自墮落な女だと言つて八釜しく叱りつけたりした...
鈴木三重吉 「金魚」
...李堂は十風の墮落を歎息してどうかしてそれを激勵せうとして極端な忠告をも試みた...
高濱虚子 「俳諧師」
...單に目録の學問が墮落したといふことを現はして居るだけのことであります...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...段々墮落に傾いて居るのであらうと思ひます...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...所でどういふ點が墮落して居るかといふことになりますと...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
......
中島敦 「和歌でない歌」
...何より先に私が身の自墮落(じだらく)を承知して居て下され...
樋口一葉 「にごりえ」
...それは賤(いや)しくもなく――無價値でもない――精神的に品位(ひんゐ)を墮(おと)すものでもなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...作品も必ず儲け爲事の目的と墮落するに違ひ無い...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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