...いかに文明が進んでも人間の幸福は毫(ごう)も増すものではない...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...文明は決して人類全体の幸福を増すための贅沢物(ぜいたくぶつ)ではない...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...子供一人増すごとに一割...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...もしくは外部から加えることによってわれわれのからだの熱を増す役をするだけである――が...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...これが又一層不便(ふびん)を増すの料となつて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...却(かえ)って侘(わび)しさを増すの種であったが...
田山花袋 「蒲団」
...それがだんだんに蓄積して内圧を増す...
寺田寅彦 「鎖骨」
...全エントロピーは時と共に増すとも減ずる事はないというのが事実であるとすれば...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...野らは至ツてひろ/″\として隈なき月は更にうつくしさが増すやうである...
長塚節 「月見の夕」
...したがって候補者の数も増すために...
新渡戸稲造 「自警録」
...月給の増すのをもって目的とし人生の理想なりと解釈しておるならば...
新渡戸稲造 「自警録」
...その奇妙な高笑ひに似つかはしい不氣味な有樣もない――怖(こは)さを増すやうな場面でも時機でもない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...年あらたまる毎に私の苦痛は増すばかりであつた...
北條民雄 「井の中の正月の感想」
...われもわれもと踊手の数を増すばかりで...
牧野信一 「鬼涙村」
...寡欲のお徳はそれに増すお身の備でございます...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...複雑さによって特に美が増すような場合を除いては...
柳宗悦 「工藝の道」
...相互がこのせまい土地にひしめき合うていては紛糾沙汰(ふんきゅうざた)を増すばかりゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...いやでも加増するであろう...
吉川英治 「神州天馬侠」
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