「塗」の意味
表面に色や材料を塗りつけること
小説での「塗」の使い方
...桃色に塗った壁の側には...
芥川龍之介 「上海游記」
...殊(こと)に大臣大将が役者のように白粉を塗り鬘を着けて踊った前代未聞の仮装会は当時を驚かしたばかりじゃない...
内田魯庵 「四十年前」
...その木の柄に塗ってある黄色いニスを...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...黒塗の下駄などが...
鷹野つぎ 「虫干し」
...壁塗り左官のかけ梯子(はしご)より落ちしものの左腕の肉...
太宰治 「HUMAN LOST」
...たいそう結構な朱塗りの高脚(たかあし)のお膳が出て...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...荷風ハ戦火ニ焼カレル迄コヽノツイ近クノ市兵衛町ノペンキ塗リノ木造ノ洋館ニ住ミ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...草色に塗つたペンキの家などもいくつか見かけました...
田山録弥 「一少女」
...塗り直した壁にもまだ隙間があり...
豊島与志雄 「春」
...額の上に黄色い粉を塗って飾りとしたその習わしであることを知ってみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...血と泥とに塗(まみ)れている外には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...白ペンキ塗りの筏が...
久生十蘭 「キャラコさん」
...朱塗の逞しい柱や格子がうかゞはれると思つて...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...いよいよ塗り固めるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...青いペンキを塗った鶯の声を真似(まね)る竹笛を売っていたので...
横光利一 「比叡」
...見らるる通り塗籠(ぬりごめ)の一間(ひとま)...
吉川英治 「親鸞」
...まっ白に塗った湯女(ゆな)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...香(こり)塗(ぬ)れる塔になよりそ川隅(かわくま)の屎鮒(くそぶな)はめるいたき女奴(めやつこ)(巻十六)のごとく「香...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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