...それは翌日になつて十三圓だと知れて安堵した...
石川啄木 「病院の窓」
...これで落着した訳です」警部は本当に安堵したらしい口調であった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...さっきわたしが見廻った時と少しも変ったことはありません」夫人はホッと安堵(あんど)の溜息をつく...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...親父たちの意志如何にかゝはらず(實はむしろ親父たちの思ふ壺にはまつて)生死を堵しての戀愛關係に陷入らしめることになるのです...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...ひとまず俺は安堵(あんど)した...
高見順 「いやな感じ」
...わたしだってあなたのお心の工合にもっともっと安堵が出来るというものですが...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...庶民の安堵(あんど)する暇(いとま)が少ないように見える...
寺田寅彦 「災難雑考」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...先日の提灯はもう無くなってることを知って安堵した...
豊島与志雄 「月明」
...ほっと安堵(あんど)した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...やっとこれで安堵(あんど)致しました...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...幾らか安堵の色を見せた...
中村地平 「悪夢」
...安堵の息を吐きながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...何より安堵していたのだった...
室生犀星 「三階の家」
...殉死した人たちは皆安堵(あんど)して死につくという心持ちでいたのに...
森鴎外 「阿部一族」
...そっとお手わたししておきました」「それ聞いて安堵(あんど)した...
吉川英治 「私本太平記」
...(ああよかった)というように娘は安堵(あんど)の色を見せ...
吉川英治 「親鸞」
...にんじんを安堵(あんど)させた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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