...君に報ずるそうだ...
芥川龍之介 「出帆」
...――船では、定刻を報ずるに、零時半に時鐘を一点打ち、二時に二点打ち、以下半時間毎に一点ずつ加えて打ち、八点に至ると、当直の交代時間となり、また一点に返るのである...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...実にかの諸製造所の烟筒より吐き出(い)だす万丈の黒烟は敵を報ずる烽火台(ほうかだい)のごとく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...彼はその地方の一人の紳士の死を報ずる手紙を受けたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分がつい死にもせず今日(こんにち)に至った経過を報ずる訳にも行かない...
夏目漱石 「思い出す事など」
...これを平地に報ずる道なく...
野中到 「寒中滞岳記」
...* * *誰が何故(なにゆえ)彼を殺したのか新聞紙の報ずるところによると...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...恰も唯其舊恩に報ずるの義務の如くに披露するのみにして...
福沢諭吉 「帝室論」
...こんなことを大々的に報ずるのは簡単だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...近年も諸大洋で見たと報ずる人少なからず...
南方熊楠 「十二支考」
...遺憾なくこれを茶山に報ずることを得るものは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二月になってから苦戦を報ずるばかりだった島原からは...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それは十時半を報ずる黄金製の置時計の音であった...
夢野久作 「女坑主」
...今云った連中にこの遺恨を報ずる事が出来たとすれば...
夢野久作 「爆弾太平記」
...あることか、二三日のちの消息は、新男君(にひをとこぎみ)、うちつけに、その夜中より病して、妹背の契り、空しくも、うたかたとなり、永久に帰らぬ国へ、翌る日の十七日に、赴くと、逝(かく)れましぬと、云ふものか、報ずるものか...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...現在の日本の如くその國家に報ずるの念慮...
吉川英治 「折々の記」
...――競馬場の中では初日ゲームの第一戦を報ずる爆音が揚がった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...必ず悔いを求めるだろう」「身を捨てて国家に報ずる時...
吉川英治 「三国志」
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