...流石(さすが)に孤独寂寥(せきりょう)の感に堪えかね...
太宰治 「おしゃれ童子」
...さすがに身辺の者から受ける蔑視(べっし)には堪えかねる事があって...
太宰治 「竹青」
...きまりきった日々の課業をして暇な時間を無意味に過すと云うような事がむしろ堪え難い苦痛であった...
寺田寅彦 「イタリア人」
...野生の鳥獣が地震や風雨に堪えるようにこれら未開の民もまた年々歳々の天変を案外楽にしのいで種族を維持して来たに相違ない...
寺田寅彦 「天災と国防」
...そのために彼らはいらだちと堪えがたい恥ずかしさとに陥った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...さきほどから堪(こら)え堪えてきた感情が...
豊島与志雄 「白い朝」
...寧ろ堪えきれなかったのだ...
豊島与志雄 「紫の壜」
...私は何となく良心の苦痛に堪えられぬような気がした...
永井荷風 「花火」
...すくなくとも朗吟に堪える音律があり...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...坐(そぞ)ろ気の毒の感に堪えざらしめき...
福田英子 「妾の半生涯」
...聞くに堪えぬというは平日の事...
二葉亭四迷 「浮雲」
...しかし堪えがたい恐怖に襲われた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...慚愧(ざんき)の念に堪えざる次第であると説き...
穂積陳重 「法窓夜話」
...どうか堪えて下さい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...奇異の念に堪えざりしものに候...
武者金吉 「地震なまず」
...それに昔のことが思い出されて堪えられないものが私の心にあるのです...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いずれも重荷に堪えかねているように感じられます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そう容易にそれに堪え得ず...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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