...これも嘘なぞは絶対に言えそうもない物堅い一徹らしいやはり野良着の田舎おやじであった...
橘外男 「逗子物語」
...木型のような堅い白足袋をぴちりと篏(は)めた足頸(あしくび)が一寸ばかり見えた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...堅いお方なのだからね...
田山花袋 「道綱の母」
...少女時代を東京で堅い屋敷奉公に過ごし...
徳田秋声 「縮図」
...全体が堅いながらに...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それは普通の堅い物体間の摩擦の場合であって...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...今の兄は翻(ひる)がえしがたい堅い決心をもって自分に向っているとしか自分には見えなかった...
夏目漱石 「行人」
...例(たと)えばここに洋卓(テーブル)があると、この洋卓は堅い、黒い、ニスの臭(におい)のする、四角で足のある、云々と一々にその属性を認めて、認めた属性を綜合(そうごう)して始めて叙述が成立する訳であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...堅いのは石が堅いので...
夏目漱石 「創作家の態度」
...堅い丸い石の団子のようなものを御鄭寧(ごていねい)に皮でくるんで縫い合せたものである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「あの順八といふ人は、宮角力(みやずまふ)の大關を取つたといふにしては、至極の堅い人で、全く感心な男です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...法律を決めるお堅い連中は加工品を禁止することまでは考えてないんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...遂に楕円形の堅い果実をなすときその海綿質の花床(花托)も一層増大して...
牧野富太郎 「植物記」
...暖い空気の手術室の中で何か堅い台の上にねかされたとき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...手堅い品が盛に作られてこそ本当の発展だというべきではないでしょうか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...永井さまはそんなにお堅いんですか...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...いくら名画でも余りきびしい堅い作品は窮屈である...
吉川英治 「雪村筆「茄子図」」
...お通さんの涙に今の堅い決心を崩されてしまう……」柳生の庄で...
吉川英治 「宮本武蔵」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
時事ニュース漢字 📺
