...御堀端(おほりばた)にかかった時に...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...内幸町から宮城前の堀端の方へ歩いていった...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...堀端(ほりばた)づたひに虎(とら)の門(もん)より溜池(ためいけ)へさし掛り候時は...
永井荷風 「榎物語」
...その頃東京では欧米の公使が威風堂々と堀端を乗り歩く馬車と同じようなので...
永井荷風 「十九の秋」
...砂利に靴の裏をこすりこすりもとの堀端へ出ると...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...それとは知らない二人は話しながら堀端を歩いて行く...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...ふとこの堀端は昨夜十二時過電車を降りてから矢田と手を引合って歩いた同じ道だと思うと...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...君江の家はあの広告のついたり消えたりしている横町だと思うと、一昨日から今夜へかけてまず三日ほど逢わないのみならず、先刻(さっき)富士見町で芸者から聞いたはなしも思い出されるがまま、とにかくそっと様子を窺(うかが)って置くに若(し)くはないと思定め、堀端を歩いて、いつもの横町をまがった...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...丁度現在目の前に横(よこたわ)っている飯田橋(いいだばし)から市ヶ谷見附に至る堀端一帯の眺望をいつもその背景にして進展していた...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...牛乳配達夫のような足袋跣足(はだし)にメリヤスの襯衣(シャツ)を着て手拭で鉢巻をした男が四五人堀端の方へと路地をかけ抜けて行った...
永井荷風 「花火」
...堀端で車をひっくりかえしたまま堀へ突っこんだということらしいです...
久生十蘭 「喪服」
...お堀端の桜は満開だよ...
牧野信一 「昔の歌留多」
...浅草新堀端のこの道...
正岡容 「寄席」
...最後の本意ない別れをしたのこそ新堀端であったけれど...
正岡容 「寄席」
...殊更に朧夜の浅草新堀端で訣別させた...
正岡容 「寄席風流」
...「こいつは月並すぎたか」船宿は小舟町三丁目の堀端(ほりばた)にあった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「なぜそれを渡さなかったんだ」暗い堀端を小舟町のほうへ歩きながら栄二が云った...
山本周五郎 「さぶ」
...湯屋は川口町に面した堀端にある...
山本周五郎 「ちゃん」
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