...健全無垢(むく)な社会の後継者を八人も育てつつある僕らに対して...
伊藤左千夫 「去年」
...垢(あか)づいた煎餅(せんべい)ぶとんにくるまって...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...私は先生の後からついて入ったが、雪のように白い髪粉(かみこ)をつけ(註一二)、きらきらした黒い眼をした、挙動の快活な、品のよい立派なその医師と、粗野な田舎の人々、就中(なかんずく)、ラムが大分って、テーブルに両腕を張って腰掛けている、垢じみた、鈍重な、酔眼朦朧たる、ぼろぼろ着物の案山子(かかし)みたいな例の海賊君との対照が、目に止ったことを覚えている...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その網に一寸八分黄金無垢(むく)の観世音の御像(おぞう)が掛かって上がって来た...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...蘇苔(こけ)みたいに皮膚の上に厚くなる垢のやうなものが...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...無垢なることに存するに違いない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これでは無垢(むく)な読者に...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...佐藤垢石君が書いているが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...藝人らしい感じのする垢拔(あかぬ)けのした顏ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手足の垢(あか)づいてゐるのも淺ましい樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無垢の小鳥は、絶えず、この暴虐な猟人の銃口の前で怖れおののいている...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...主君邦夷の笠の緒が垢(あか)によごれて黝(くろず)んでいるのを発見した...
本庄陸男 「石狩川」
...すべての鎖と枷とがいちじに落ちてゆく光景はそのひとの無垢を信じてその歳月をともに暮した妻である...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...「八十之賀には御垢附御羽折(おんあかつきおんはをり)雑魚(ざこ)数品拝領...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それが垢(あか)をおとし清潔にするのでなければ何の効果もありはしない」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まだ落してない垢(あか)臭い湯の中に頭と顔を突っ込んでジャブジャブと洗い上げ...
夢野久作 「女坑主」
...鬢太(びんた)に火傷(やけど)ッ禿(ぱげ)の一つもあるか、額(ひたい)に向う傷でも持たなければ、鍛冶屋(かじや)職人らしくないが、百は、その鍛冶職でいて、ひどく、無垢(むく)な、悪摺(わるず)れの見えない男だった...
吉川英治 「野槌の百」
...どこか垢抜(あかぬ)けもしているし...
吉川英治 「源頼朝」
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