...山に雲下りゐ赤らみ垂るる柿の葉 我鬼たかむら夕べの澄み峽路透る 我鬼游心帳に書いてはないが...
小穴隆一 「二つの繪」
...垂るゝ綸のはしに...
大町桂月 「月譜」
...死して千歳の功名を垂る...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...ヂュウス再び恩寵をヂオメーデースに垂るべくば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...双の肩のへ投げ掛くる大楯――總を垂るるもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の頬のへ涙垂る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...獨り奔然一瀉し來る溪泉の水灑々として所在に簾を垂るゝもの...
長塚節 「草津行」
...水の粉やあるじかしこき後家の君尼寺や善き蚊帳垂るゝ宵月夜柚(ゆ)の花や能酒蔵(ざう)す塀の内手燭(てしょく)して善き蒲団出す夜寒かな緑子の頭巾眉深きいとほしみ真結びの足袋はしたなき給仕かな宿かへて火燵(こたつ)嬉しき在処(ありどころ)後の形容詞を用いる者...
正岡子規 「俳人蕪村」
...支那最古の書てふ『山海経』に、〈旄馬(ぼうば)その状(かたち)馬のごとし、四節毛あり〉、『事物紺珠(かんじゅ)』に〈旄馬足四節ばかり、毛垂る、南海外に出づ〉...
南方熊楠 「十二支考」
...夕五時に凋れ垂るときゝ...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...富士の嶺はをみなも登り水無月の氷のなかに尿垂るとふ與謝野寛氏の歌だ...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...古今哲學を以て名を青史に垂るゝもの幾人ぞ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...汁の垂る目を芝生の緑に注いだ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「老人」
...ただ涙を垂るるのみで...
吉川英治 「三国志」
...簀(す)の子(こ)(縁)に垂るる卯の花の朝露...
吉川英治 「私本太平記」
...思わず垂るる涙とともに畳へつかえて...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の五体を駆けめぐっている血行と頭脳の活動から垂るる滴々(てきてき)のものだといったほうがあたっていよう...
吉川英治 「新書太閤記」
...鬢(びん)の垂るるままに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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