...街道は此丘を東に下りて、田圃を横ぎり、また丘に上って、東へ都(みやこ)へと這って行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...北沢間(きたざわかん)の田圃(たんぼ)に往った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...麦圃の畔(くろ)...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...しかも忠雄柳圃の「暦象新書」はもはや紹介ではなかつたのだ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...柳圃はどうしなければならなかつたか? 彼はひたすらに二十年の研修をつづけるために...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...――明日息子達が川端田圃(たんぼ)の方へ出かけるから...
徳永直 「麦の芽」
...当度もなく黙々として田圃中に歩み入った...
豊島与志雄 「運命のままに」
...林(はやし)が竭(つ)きて田圃(たんぼ)が見(み)え出(だ)した...
長塚節 「土」
...田圃と墓地を左右に見て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかも魚玄機詩の校勘記のをはりには「蕘圃手校」といふ見覺えのある印がある...
堀辰雄 「我思古人」
...星かげも鄙(ひな)びている抜弁天(ぬけべんてん)に近い田圃(たんぼ)中――一軒家があって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...売物の渋紙包(しぶがみづつ)みおろし置き里圃(りほ)けふの暑さはそよりともせぬ馬(ばけん)砂をはふいばらの中のぎすの声沾圃(せんぽ)別れを人が云(い)ひ出せばなく 里こたつの火いけて勝手をしづまらせ一石(いっこく)ふみしからうすの米 沾というのがある...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「田圃ができて農薬を使うからねえっ...
山本周五郎 「青べか物語」
...お父さんの蛙が田圃へ虫とりに行ったまま帰って来ませんので...
夢野久作 「鵙征伐」
...田(た)ン圃(ぼ)へ落ちてしまやがった...
吉川英治 「大岡越前」
...僅かの田圃を距てた眞前に遊郭があつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...僅かにその宿だけが持っているというその内湯の小さな湯殿の三方は田圃となっていた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...それは先生が藤岡東圃の子供をなくしたのに同情して...
和辻哲郎 「初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」
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