...国々もみな倒れて...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...「影を映した時でした……其の間(ま)に早(は)や用の趣(おもむき)を言ひ聞かされた、髪の長い、日本の若い人の、熟(じっ)と見るのと、瞳(ひとみ)を合せたやうだつたつて……若い人の、窶(やつ)れ顔に、血の色が颯(さっ)と上(のぼ)つて、――国々島々、方々が、いづれもお分りのないとある、唯(ただ)一句、不思議な、短かい、鸚鵡の声と申すのを、私(わたくし)が先へ申して見ませう……もしや?……――港で待つよ――と、恁(こ)う申すのではござりませぬか、と言ひも未(ま)だ果てなかつたに、島の毒蛇(どくじゃ)の呼吸(いき)を消して、椰子(やし)の峰、鰐(わに)の流(ながれ)、蕃蛇剌馬(ばんじゃらあまん)の黄色な月も晴れ渡る、世にも朗(ほがら)かな涼(すず)しい声して、――港で待つよ――と、羽(はね)を靡(なび)かして、其の緋鸚鵡(ひおうむ)が、高らかに歌つたんです...
泉鏡花 「印度更紗」
...高度に文明化された国々に住む平均的な人間が...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...三等国と言われる国々にくらべてさえはるかにおよばぬ点もはなはだ多い...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...あらゆる国々の船が無数にいるそばを通ってゆくので...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...また他の国々が野蛮未開であるように...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そうしてヨーロッパの国々の多くのプロフェッサーよりもさっぱりした感じの人が多かったが...
寺田寅彦 「チューインガム」
...黒い国々、湖水々々(みづうみみづうみ)、竿や棒、はては清夜の列柱か、数々の船著場か...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...国々の動乱は止むときがなかった...
蜷川新 「天皇」
...間もなく諸々の国々に...
牧野信一 「変装綺譚」
...王族広間の上(かみ)のはてに往着(ゆきつ)き玉ひて、国々の公使、またはその夫人などこれを囲むとき、かねて高廊の上(へ)に控へたる狙撃聯隊の楽人がひと声鳴らす鼓(つづみ)とともに「ポロネエズ」といふ舞(まい)はじまりぬ...
森鴎外 「文づかひ」
...国々の間のそれぞれ異なる風習は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私はここで国々を順次に訪ねるよりも...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...古来何度となく繰り返された国々の文学史であった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...春の花よりも諸州から馳(は)せ参じた国々の武士の旗幟(はたのぼり)のほうが多かった...
吉川英治 「私本太平記」
...そのほか国々から来たり投じる武族がたえない...
吉川英治 「私本太平記」
...そういう紅毛人の国々と明国とを...
吉川英治 「新書太閤記」
...かかる国々と交換をなすに当って...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
