...それ丈けの制度の根を固める為めには権力者たちも相当な犠牲を払ひ骨折をしてゐるのですからいくら不自然だつて何の償もなしにその株に手をかける事は許されない道理でせう?私は公娼問題の事はもうおしまひになつたのかと思へば又ですか? 本当に頭がどうかしてゐはしませんか? 其処でお答へする丈けは充分しておかないと又二度繰り返すやうではいやですから...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...兩手の親指をおの/\四本の指で握り固める...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...早く身を固める方がよいと思っておったことと思われます...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...検察当局は物的証拠を固めるのに当惑し切っている...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...一層それを固めるために...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...支那においても儒教は帝王の権力を固めるために利用せられたのと官吏となることを畢生(ひっせい)の目的としていた知識人がその官吏となるに必要な知識として学習せられて来たのと...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...大地を踏み固めるような気持を足先にこめて大股に歩いた...
豊島与志雄 「田舎者」
...アリストテレスの哲学は近世の初頭まで多くのアレキサンダーすなわち封建領主たちの城門を固める鉄鋲となったのである...
中井正一 「美学入門」
...脚は脚絆草鞋で固めるのは極つた話であるが...
長塚節 「旅行に就いて」
...早く身を固めるやうに――とお北に言つてやるがいゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小舟町にぬくぬくと住んでいるに違いない」平次は自分に言い聞かせて自信を固めるように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この決心を固めると...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...固めるように身を寄せあった...
本庄陸男 「石狩川」
...このタブノキの葉は粘質性でそれを利用して線香を固める...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...寄せ物は寒天を煮てその中へ漉したお芋を入れて固めるのです...
村井弦斎 「食道楽」
...たった一ぺん約束をたがえたおかげで運よくその政治の基礎を固めることができた帝王には...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...沿岸の防備を固めるようにと白川侯に強硬な進言をした」「それだけですか」「それだけさ」蔵人はふくべを置いた...
山本周五郎 「風流太平記」
...石のように固く結び固めると...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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