...母指を中にして他の指でそれを固めてゐるが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...また十節―十二節は「汝は我を乳の如く斟(そそ)ぎ牛酪(ぎゅうらく)の如くに固め給いしに非(あら)ずや...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...法隆寺の金堂の片隅に漆喰で固めた覆蔵がある...
薄田泣菫 「茶話」
...思い思いの足跡でふみ固め...
壺井栄 「一つ身の着物」
...何より先に自然科学と哲学との連帯を固めてかからねばならぬ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...腕に繃帯をしながら「駕脇を十分に固めて...
直木三十五 「南国太平記」
...私慾と争気をねり固めたような男ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小舟町にぬくぬくと住んでいるに違いない」平次は自分に言い聞かせて自信を固めるように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身でも固めたのかい」「飛んでもない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...また閂(かんぬき)を鎖(さ)し固めたり...
福田英子 「妾の半生涯」
...我をして医師たらしめば我は病理を研究して茫漠(ぼうばく)たる治療術の基礎を固めん...
正岡子規 「病牀譫語」
...牛乳を五勺ゼラチンを七枚入れて煮て水へ入れ冷して少し固まりかけた処(とこ)ろへ泡立てた白身を三つ交ぜてすっかり固めます...
村井弦斎 「食道楽」
...充分に地固めをし...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...大橋はじめ橋々を固めて警戒するため水防組ができて...
山本笑月 「明治世相百話」
...岩と氷河で固めた恐ろしい恰好(かっこう)の聖(セント)エリアスが直ぐ鼻の先に浮き上る...
夢野久作 「難船小僧」
...シッカリと握り固めている上から左の手を蔽(おお)いかぶせてピッタリと胸の上に押え付けている姿が...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...橋を固めておれとのお指図はうけましたが...
吉川英治 「三国志」
...忠実にそこを固めているうちに...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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