...彼が北陸の革命軍を提げて南を図るや...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...親善を厚うするとか、相互の利害を議するとか、連絡を図るとか、趣意は頗(すこぶ)る立派であつたけれど、月例会は要するに、飲んで、食つて、騒ぐ会なので、主筆の所謂人の悪い奴許りだから、随分と方々に円滑な皮肉が交換されて、其度にさも面白相な笑声が起る...
石川啄木 「菊池君」
...わしのところへ持込んでくれりゃ出来るだけの便宜と利益を図るよ...
海野十三 「地球発狂事件」
...以て自己の利を図るの結果であると喝破したが...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...学問の独立を図るという目的から東京専門学校(早稲田大学前身)を設立した頃で...
大隈重信 「新島先生を憶う」
...すべてが調和を図るところに進歩の光明が有り...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...そうして願意の貫徹することを図るために...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...理科の進歩を図るには社会の状態から改めて...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...細心に安楽の往生を図ることについては...
太宰治 「狂言の神」
...同時に世界人類の真の利益を図る所以にもなりはしまいか...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...慎重に恒久的解決策を図るべきことを要望する」というのだ(『東朝』同年七月八日付)...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...書肆の月刊雑誌を発行するや最初は何事も唯々諾々(いいだくだく)主筆のいふ処に従ふといへども号を追ふに従つてあたかも女房の小うるさく物をねだるが如く機を見折を窺ひ倦(う)まず撓(たゆ)まず内容を俗にして利を得ん事のみ図る...
永井荷風 「書かでもの記」
...針小(しんしょう)の外因よりして棒大(ぼうだい)の内患を引起すべきやも図るべからず...
福沢諭吉 「旧藩情」
...自己の安全を図るために...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...公共事業に従事する者が更に公共の利益を図る心がない有様(ありさま)だ...
村井弦斎 「食道楽」
...これは遠距離から往来する腰弁や労働者の便利を図るために出来たものらしく...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ひそかに図るに、長江千里の流れ起るところ、西北の奥域(おくいき)、蜀(しょく)の天地は、まだ時代の外におかれているといっていい」「では、蜀の国を取らんとお望みになっておられるので」「然り...
吉川英治 「三国志」
...以て真摯な学究の便を図るべきではないかと思うようになった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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