...囮を飼っておくなんて……凡そ馬鹿らしい話ではありませんか」と...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...船から絲を降ろして囮の餌を附けると魚が喰ひつくといふ話であつた...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...謂わば囮(おとり)にする訳です...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...囮に火をかけてゐた...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...父が囮を吊しあげる時分のことが思出された...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...さもなくば係蹄につけた囮(おとり)です...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...囮(おとり)のためにわざとこうして放置しておくという政略もあったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...がんりきめを囮(おとり)に使いたいために...
中里介山 「大菩薩峠」
...美しくなければならぬ囮などを買って出るような...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう一つの術(て)をやらう」「どんな術で?」「俺が囮になつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...囮(をとり)になつて辻斬を退治すると聽かされて驚きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ただ一人老いた鳥刺しが軒も傾いた陋屋(ろうおく)にぽつねんと囮の餌をすっているだけであった...
松濤明 「春の遠山入り」
...それはこっちをおびきよせる囮(おとり)だ...
山本周五郎 「風流太平記」
...つまりその一人立っている人間が店の囮(おとり)になるんで……通りかかりの方が店を覗いて御覧になった時に...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...彼らを招き寄せる囮(おとり)であってよいのです...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを交渉の囮(おとり)に使うつもりでいましょうから」それから半月ほど後だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...汝(うぬ)を囮(おとり)に財宝を集めさせてはせびりに来る...
吉川英治 「親鸞」
...「野郎を釣る囮(おとり)にするとは...
吉川英治 「野槌の百」
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