「嚊」の意味
鼻を鳴らす音
小説での「嚊」の使い方
...あすこの嚊(かかあ)は子種をよそから貰(もら)ってでもいるんだろうと農場の若い者などが寄ると戯談(じょうだん)を言い合った...
有島武郎 「カインの末裔」
...それを其、小宮の嚊が、病氣してゝ稼がないので、ウンと虐待したつて噂があつたんですから、行つて見ましたがねす...
石川啄木 「病院の窓」
...嚊(かかあ)らに責任はもたせぬ...
犬田卯 「米」
...二(ふた)つの花(はな)の香(か)を嚊(か)ぎぬ...
薄田淳介 「白羊宮」
...俺んとこの嚊(かかあ)じゃねえか...
谷譲次 「踊る地平線」
...嚊(かかあ)は汚ない鼻たらしの子供を叱っている...
田山花袋 「田舎教師」
...眇目の平公とその嚊と常公とが一緒に歩いてゐた...
田山花袋 「歸國」
...』若い嚊も二つ三つ食つたが...
田山花袋 「歸國」
...俺の嚊のやうなものでも...
田山花袋 「歸國」
...然れども長屋の嚊(かか)が金棒(かなぼう)引くは聞くに堪(た)へず識者が茶話(さわ)にはおのづと聞いて身の戒(いましめ)となるもの多し...
永井荷風 「小説作法」
...「嚊(かか)アとばばア...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...杜松(としょう)の甘(あま)い香気(かおり)を嚊(か)ぐと...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...嚊(かゝあ)が單衣物(ひてえもの)も質(しち)に入(せ)えてたの出(だ)して遣(や)つたんでがすがね...
長塚節 「土」
...「俺(お)らもこんで嚊(かゝあ)に死(し)なれた當座(たうざ)にや此(こ)れも役(やく)に立(た)たねえから泣(な)きぬいたよ」勘次(かんじ)は俄(にはか)にしんみりとしていつた...
長塚節 「土」
...嚊を抵当に取られちまったんだから...
夏目漱石 「坑夫」
...彼奴(きゃつ)め嚊(かかあ)に惚(のろ)いと批評された経験もあろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...そこで嚊(いびき)なんかかいちゃ駄目だよ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...嚊大明神きっと焼くよ...
正岡子規 「煩悶」
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