...薄刃を器用に動かしながら...
芥川龍之介 「芋粥」
...日本人があらゆる手芸を極めて容易に覚え込みそして器用にやるのは...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...低い程度で器用には纒(まと)まってると思う...
岩野泡鳴 「猫八」
...私も失禮してゐます」と不器用に言ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...器用に舟へ渡って...
高見順 「いやな感じ」
...写真のシャッタアくらゐ器用に手さばき出来るほどの男に見えるのかも知れない...
太宰治 「富嶽百景」
...とにかくな」彼等が話してる間にターラントはやすやすと器用にたおれた人を抱き上げて入口の方へ彼を注意深く運んでいた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...松本の煙草を不器用に口へ持っていった...
徳永直 「工場新聞」
...引いてる裾を器用にさばいて...
豊島与志雄 「立枯れ」
...彼女は器用に一本ぬき取った...
豊島与志雄 「無法者」
...お靜さんに親分を取られた時は器用にあきらめたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...器用に嘘も吐(つ)けまい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...器用に障子を貼(は)つたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小器用にまとめれば...
原民喜 「火の踵」
...」上の家は前の年の秋まで父の友達である地震に追はれたアメリカ人のN家族が住んだまゝなのを彼女は器用に役立てゝゐた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...」真紀子は別れた前の良人を扱い馴れた手つきで器用に久慈の靴を脱がし...
横光利一 「旅愁」
...それを器用に五体へ巻きつけて...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして人差指と親指とで物をつまみ出す様に静かに器用に徐々と函の中をかき廻してスッと抜き出した指先にキラリと光るものがあった...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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