...ちょうど馬の嘶(いなな)きに似た...
芥川龍之介 「馬の脚」
...見てもいられない程嘶(いなな)き立てました...
芥川龍之介 「杜子春」
...ほっとした驢馬が一と声景気よく嘶く時には――殊にそれが晩方で...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...勇める駒の嘶(いなな)くと思へば夢はふと覚めぬ...
石川啄木 「雲は天才である」
...老い朽ちて子供の友や大根馬嘶(いなな)きてよき機嫌(きげん)なり大根馬十一月十二日 二百二十日会...
高浜虚子 「五百五十句」
...俄(にわか)に門の外で馬の嘶(いなな)く声と人のわめく声が交って聞えだしたが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
... 505逃れんとして嘶ける敵の軍馬を抑へとむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...牛馬が驚いて嘶(いなな)く...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて三たび馬の嘶(いなな)く音(ね)がして中庭の石の上に堅き蹄が鳴るとき...
夏目漱石 「薤露行」
...牛さえいれば牛小屋で馬さえ嘶(な)けば馬小屋だ...
夏目漱石 「坑夫」
...「いばゆ(嘶)」という語の「い」もまた馬の鳴声を摸した語であることは従来の学者の説いた通りであろう...
橋本進吉 「駒のいななき」
...鼻つまりのやうな鈍重な声で醜い嘶きを発した...
牧野信一 「夜見の巻」
...また嘶(いなな)いたりしながら走って来る...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...馬の嘶きが一層はっきりして来た...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...その馬の嘶(いなな)きも将士の顔も...
吉川英治 「茶漬三略」
...三表のほうに馬の嘶(いなな)きが聞えだした...
吉川英治 「源頼朝」
...すこし気が狂(ふ)れたように嘶(いなな)いてばかりいる馬――など沢山見えた...
吉川英治 「源頼朝」
...三べんずつ馬の嘶(いなな)くような声を立てる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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