「嘲」の意味
あざける
小説での「嘲」の使い方
...実際又教師の操行点を楯(たて)に彼を嘲(あざけ)っているのは事実だった...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...正宗白鳥氏は「光秀と紹巴(せうは)」の中に「生活者」中の「生活者」だつた光秀に紹巴を嘲(あざけ)らせてゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...」新田は嘲るような微笑を浮べて...
芥川龍之介 「路上」
...」新兵衛はやや嘲笑(ちょうしょう)の気味で投げるように笑った...
伊藤左千夫 「落穂」
...他の笑殺や嘲殺を圧倒して了ふやうなものでなければならない...
田山録弥 「解脱非解脱」
...決して彼れの書いた嘲罵文などのみを読んで...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...なんだかドイツ人の群集の中で英国人のある特性そのものが嘲笑(ちょうしょう)の目的物になっているような気がした...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...嘲り笑いが渦を巻いて...
野村胡堂 「江戸の火術」
...そしてほのかな嘲笑(ちょうしょう)が浮んで来ます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼らは自身を嘲弄しながらも自分はこの場所にいるよりも優れた人間であると考えるのだったが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...つつましき事身にあれば人の褒めるは嘲(あざけ)りと聞なされて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...少くともこの嘲笑に対して弁解の余地は与へられてゐないのだ...
北條民雄 「道化芝居」
...彼をからかってやろうと待ちかまえている人々にまんまと嘲笑の機会を提供してしまったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...恐らくは嘲(あざ)ける意味に聴えたのであろう...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...しかしそういう努力を嘲弄(ちょうろう)するかのように...
山本周五郎 「菊千代抄」
...そう考えた手始めにやってみたのだが」甲斐は自嘲(じちょう)するように云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...行くか」どこやら自嘲をふくむようなご眉色(びしょく)の下に...
吉川英治 「私本太平記」
...坊官たちを撲(なぐ)りつけてさかんに嘲弄(ちょうろう)した...
吉川英治 「私本太平記」
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