...嘉永(かえい)ごろの浦賀(うらが)にでもあればありそうなこの旅籠屋(はたごや)に足を休めるのを恐ろしくおもしろく思った...
有島武郎 「或る女」
...嘉永にはならぬ位の徳川末期の時分で...
高村光太郎 「回想録」
...則ちこの尊王思想は、兼(かね)て醗酵(はっこう)したる液体が一度(ひとた)び外気に接して沸騰するが如く、嘉永、安政以来外交の刺激によりて、始めて天下の人心を奔競(ほんきょう)顛倒(てんとう)せしむる活力ある警句となりしなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...嘉永三年に高野長英が自刄してから以來といふもの...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...だから「嘉永の黒船」「ペルリの來航」といつて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...川本幸民が「遠西奇器述」で電胎法のことを祖述したのは嘉永六年で一八五三年...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...七歳(ななつ)の時といえば嘉永元年だ...
長谷川時雨 「大門通り界隈一束」
...嘉永版(かえいばん)の『東都遊覧年中行事(とうとゆうらんねんちゅうぎょうじ)』にも...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...これによってこれを観る時はこの化石の語は早くも今を距る八十六年前の嘉永四年(1851)に出来たものである事が知られる...
牧野富太郎 「植物記」
...その二百六十三此年嘉永壬子の十二月十三日は蘭軒の姉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒の歿した嘉永壬子には三十二歳であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒の歿した嘉永五年には...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...文淵堂(ぶんえんどう)所蔵の「狂歌本朝二十四孝」「狂歌調子笛」等は早く嘉永六年に印刷せられたものである...
森鴎外 「細木香以」
...嘉永七年甲寅(こういん)三月十日」と彫ってある...
森鴎外 「渋江抽斎」
...わたくしの蔵している嘉永二年の「武鑑」には...
森鴎外 「渋江抽斎」
...嘉永四年には、二月四日に抽斎の三女で山内氏を冒していた棠子(とうこ)が、痘を病んで死んだ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...嘉永二年生(うまれ)で二十三歳である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それから利春は十二年後の弘化元年の春(二十八歳)と嘉永元年春(三十二歳)と両度上京した...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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