「嗜」の意味
好みや趣味
小説での「嗜」の使い方
...「余が嗜好の事専ら奇書にあり...
芥川龍之介 「僻見」
...酒は各人の単なる嗜好に過ぎない...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...彼女はあまり酒を嗜(たしな)みはしなかったが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...此他に酒(さけ)とか汁(しる)とか云ふ如き或る嗜好飮料(しこうゐんれう)も有りしが如し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...主人の彼れは酒を嗜まず...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...その職業と嗜好(しこう)を完全に一致させうるという点において共通なものであるという意味の講演をされた事があると記憶している...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...嗜眠(しみん)状態に陥っておいでなさる」とパイーシイ神父はアリョーシャを祝福した後...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...敬助は急に嗜眠(しみん)を覚えた...
豊島与志雄 「蘇生」
...私の嗜好は碁を打つ以外には何もないのです...
長塚節 「教師」
...花袋君と小生の嗜好(しこう)が一直線の上において六年の相違があるように受取られるから...
夏目漱石 「田山花袋君に答う」
...武士の嗜(たしな)み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前も一緒に行つて見ないか」錢形平次は嗜(たしな)みの紙入を懷ろに落して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「僕は屈辱を受けることにある嗜好(しこう)を覚えた」と...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...私の若い時からの嗜好を満足させていた...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...我嗜好の狭かりしを証するに足る...
正岡子規 「俳句の初歩」
...しかし蘭軒は猶詩文を嗜(たし)み...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...信仰であるという学者もあるが(モンテーニュの芸術家的感受性ないし嗜好は否定できないが)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...または彼らが嗜好を有つある他のものを消費するであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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