...この剥啄と、カム、インは、余りに呼吸が合過ぎて、あたかもかねて言合せてあったもののようである...
泉鏡花 「婦系図」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...鶯の声や啄木鳥のくちばしの音が澄んできこえる...
上村松園 「北穂天狗の思い出」
...梟のために散々に啄(つゝ)かれた...
薄田泣菫 「茶話」
...啄木鳥(きつつき)...
田畑修一郎 「南方」
...大方蝉を啄(ついば)もうとして烏(からす)はその餌(えば)を追うて梢から梢にと飛移ったに違いない...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...汝飢ゑなば泥海の干潟あさりてくされしものを啄(ついば)め...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...まるで啄木鳥(きつつき)のやうに...
新美南吉 「疣」
...北門新聞の校正啄木は佐々木氏か小国氏か二人を訪ねて北門新聞社へ行つた...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...石川啄木は、ワグナーを劇詩人として論じ、私は音楽なしにワグナーを論ずることの無法さを説いて、半日愉快な論戦に暮した記憶は、三十七、八年を隔てた昨夏、函館図書館を訪ねて、岡田館長の好意で、問題の啄木の日記を一見し、明治三十五年の項に端(はし)なくも私との頻繁(ひんぱん)な往来の記録を発見し、幼稚なワグナー論の思い出と結び付けて、まことに今昔の感に堪えないものがあった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...啄木も、生れてはじめての経験だったに違いない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...わたしはトランクから啄木歌集を出してあっちこっちめくってみた...
林芙美子 「田舎がえり」
...私は此啄木の歌をふっと思い浮べながら...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...啄木でも吉井勇君でも出来まい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...櫻實(ゆずらうめ)なぞ啄(つつ)ついた...
福士孝次郎 「鸚鵡」
...しかし啄木鳥の奴が...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...小禽(ことり)の啄(ついば)んでいる木の実を見なかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...鶏は頸(くび)を伸してそれを啄(ついば)むが...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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