...一声高く哮(たけ)りました...
芥川龍之介 「杜子春」
...河身を見れば濁水巨巌(きょがん)に咆哮(ほうこう)して正(まさ)しく天に漲(みな)ぎるの有様...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...唇を尖らして一声『フウー』と哮(いが)んだ...
石川啄木 「葬列」
...碎くる浪の咆哮が...
石川啄木 「漂泊」
...次ぎの瞬間猛獣のように咆哮した...
犬田卯 「競馬」
...哮々(こうこう)と狐の声さへ聞えければ...
巌谷小波 「こがね丸」
...荒潮の哮(たけ)りどよめく波にゆられて...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「醉ひどれ船」
...捏造(ねつぞう)だ!」鴨田は尚も咆哮(ほうこう)した...
海野十三 「爬虫館事件」
...この咆哮につれて...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...地底の喧騒と咆哮はたちまち海嘯(つなみ)のように遠ざかって...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...石のライオンが立ち上がって哮吼(こうこう)するのでも...
寺田寅彦 「映画芸術」
...咆哮の烈風暴るゝにさも似たり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...すさまじい咆哮(ほうこう)となって弱き夫の上に炸裂したのである...
中島敦 「南島譚」
...憐(あわれ)むべき文明の国民は日夜にこの鉄柵に噛(か)みついて咆哮(ほうこう)している...
夏目漱石 「草枕」
...咆哮叱咤するかのやうな大声を張り挙げて...
牧野信一 「沼辺より」
...南嶽の慧思は山に水なきを患(うれ)うると二虎あり師を引きて嶺に登り地を(か)いて哮(ほえ)ると虎泉とて素敵な浄水が湧出した...
南方熊楠 「十二支考」
...野獣の咆哮(ほうこう)そのもののように聞えた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...子を質として人手には渡すまいに」「哮(たけ)るな...
吉川英治 「私本太平記」
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