...宋代(そうだい)のたとえ話に「三人の酢を味わう者」というのがあるが...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...たしかに味わうべきことばです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...彼は今始めて女の妙相(みょうそう)をしみ/″\味わう事が出来た...
谷崎潤一郎 「刺青」
...私のような武骨な男がそんな気分を味わうことが出来ただけでも...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...味わうひまもないほど早く...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...ともかくもルネ・クレールの映画のおもしろみを充分に味わうには...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...すうと十秒くらいの間に舞台を通り抜けてしまうとはじめてほっとして「試験」のすんだのどかさを味わうであろう...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...しかし彼は恋の本情を認識して恋の風雅を味わうために頭を丸め...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...味わうことのできぬ特殊の味わいがあった...
徳田秋声 「黴」
...非常に冷たきものにふれた時熱き感触を味わうように...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
...私は真の幸福を味わうことができるようになったのである...
永井隆 「この子を残して」
...口で味わうによろしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...御維新前(ごいっしんまえ)の日本人が海水浴の功能を味わう事が出来ずに死んだごとく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これまた味わうべき言(げん)である...
平林初之輔 「ホオムズの探偵法」
...唯人は皆同じ様に人生の味(あじわい)を味わうとは言えぬ...
二葉亭四迷 「平凡」
...能(よ)く人生を味わう者を芸術家という...
二葉亭四迷 「平凡」
...悲しくも懐かしくも嬉しき思い出として二十歳(はたち)の今日もしみじみと味わうことが出来るのである...
水上滝太郎 「山の手の子」
...心行くばかりあの堂々とした姿を味わうことができた...
和辻哲郎 「四十年前のエキスカージョン」
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