...時としては飛んでもない外観を呈するのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...餓孚途に横はるやうな慘状を呈するやうになれば...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...毎年誕生日に多少の物品を贈呈するのみ...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...午前の濃い藍色の海は正午にほんの僅磨き上げた鋼鐵の色を呈するだけで直ちに白緑とコバルトとロウズマダを流し合はせたやうになる...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...それからこれは少し変なものではあるが猫(ねこ)の毛並みにも時として週期性の縞状の疎密を呈することがある...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...学術上の真理を構成的に統制出来たような外観を呈することも不可能ではないのだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...千丈の堤も支えきれない大洪水の如き勢いを呈するだろう...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...恐怖すべきありさまを呈する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ちょっと人間離れのした怪奇な残忍さを呈する...
中島敦 「牛人」
...二人の交游がどんな有様を呈するであらうか...
中原中也 「心理的と個性的」
...丁度雪が降っているのと同じような状景を呈するのである...
中谷宇吉郎 「雪」
...感心の余り少しは賛辞でも呈するかと思ったが...
夏目漱石 「野分」
...「弥撒(ミサ)ロ短調」は厳然としてエヴェレストの観を呈する...
野村胡堂 「楽聖物語」
...賭場はいよいよ活気を呈する模様...
久生十蘭 「魔都」
...徳田秋声氏や菊池寛氏や里見氏の長篇小説が文芸雑誌に連載されたらやはり文壇に活気を呈するであらうと思はれるのである...
牧野信一 「浪曼的時評」
...此郷左衛門と近江小川村医師志村力之助との二人のみ 九郎右衛門の訴状を堀に呈す評定の結果として...
森鴎外 「大塩平八郎」
...自分は先づ眞山君に一問を呈するのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...あんなに自己の弱さを肉親へ露呈する気のいい性格でもなかったが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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