...金応瑞(きんおうずい)は大いに吼(たけ)りながら...
芥川龍之介 「金将軍」
...かすれては吼え、かすれては吼えて、吼えやむと物淋しい鐘が鳴り續く...
有島武郎 「潮霧」
...嘲吏青嵐(せいらん)人間吏となるも風流胡瓜(きゅうり)の曲るも亦(また)大正六年五月十二日虚吼(きょこう)...
高浜虚子 「五百句」
...凩が凄(すさま)じく吼え狂うと...
竹久夢二 「少年・春」
...円通寺再興といふ岩戸山巌吼庵に詣でる...
種田山頭火 「行乞記」
...前なるは何者じゃ」一隅(いちぐう)から吼(ほ)え出したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのまま大きく口をあけて吼(たけ)りながら後肢で一寸立上ったが...
中島敦 「虎狩」
...鋳鉄(しゅてつ)の咽喉(のんど)から吼(ほ)えて飛ぶ丸(たま)――これらの前にはいかなる偉人も偉人として認められぬ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...獣(けもの)の吼(ほえ)るでもない唸(うな)るでもない変な声を出すのを聞捨にして駈出す...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...虎が圏中で吼ゆるを観たが一向懼ろしくなかった...
南方熊楠 「十二支考」
...自家の飼牛が吼(ほ)える...
南方熊楠 「十二支考」
...吼える日本海のぎりぎりまで町裾を捌いてゐる...
室生犀星 「命」
...『獅子児よく吼えたり』というこの話は...
山本周五郎 「新潮記」
...「おう!」と魔(ま)もののように吼(ほ)えた呂宋兵衛は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...谷は吼(ほ)え木々はさけんで吹き飛ばされそうだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...巨獣が吼えていた頃の人間の遺習を...
吉川英治 「平の将門」
...どこかで獣群の吼(ほ)えるような谺(こだま)がする...
吉川英治 「日本名婦伝」
...吼(ほ)え哮(たけ)ぶ飛沫(しぶき)や...
吉川英治 「宮本武蔵」
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