...賢明なる三菱(みつびし)当事者のために夫人の便宜(べんぎ)を考慮するに吝(やぶさ)かならざらんことを切望するものなり...
芥川龍之介 「馬の脚」
...一座は喝采を吝(おし)まず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...それから『吝嗇爺』の叢書の中にドイツ文学の仏訳のものがある...
大杉栄 「獄中消息」
...決して吝嗇(りんしょく)な人ではないのである...
太宰治 「新釈諸国噺」
...そして生活ぶりは極度に吝嗇(りんしょく)を極めて人との交際を嫌厭(けんえん)しておりますから...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...……変な気がするだろう!」負け吝(おし)みを言うな...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...我輩は決して閣下の徳を頌するに吝ならじ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼女の主人の吝嗇にある...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...あたかも一握りの黄金を握りしめてる吝嗇(りんしょく)家のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...金に吝(きたの)うて...
直木三十五 「南国太平記」
...小野さんは吝嗇(けち)な事を云うと思った...
夏目漱石 「虞美人草」
...後者は赤赤とした鮮明な絵の具を吝みなくぬたくり附けて...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...多の市の非道と吝嗇(りんしよく)は年と共に募(つの)るばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唯もうお嘉代の世にも稀(まれ)なる吝嗇(りんしよく)に愛想を盡かし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金持ち吝嗇をあざけつたものだ...
長谷川時雨 「初かつを」
...主人の吝嗇(りんしょく)はますます露骨になってきた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...自分の血を吝(おし)まないように...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...肚は吝(し)みッたれだから...
吉川英治 「平の将門」
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