...乃公(おれ)はあすから官吏はやめだ...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...鄭は官が吏部郎までいったが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿霞」
...自分のカバンを底の底までひっくり返した税関吏が...
寺田寅彦 「チューインガム」
...田舎で鉄道の方に勤めていた官吏の許(もと)へ片づいていたその姉は...
徳田秋声 「あらくれ」
...察以て明となす酷吏(こくり)多し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...中農・小商人・軍人・官吏・意識の遅れた労働者...
戸坂潤 「辞典」
...会社員風、商人風、官吏風、労働者風、その他いろんな型が世にある如く、芸術家風という型も世にはある...
豊島与志雄 「野に声なし」
...また高下にかかわらず官吏は今まで下層の生活をしていたものが俄に多くの月給を取るので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...年を取って官吏生活をしていながら下宿するのは可笑しいじゃないかといったけれども...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私の門前には先ず見るも汚らしく雨に曝(さ)らされた獄吏の屋敷の板塀が長くつづいて...
永井荷風 「監獄署の裏」
...ハーグでは市民も官吏も自転車が多く...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...かの執着の刑吏真名古明その人であった...
久生十蘭 「魔都」
...名も無い専売局の一属吏(ぞくり)と...
松崎天民 「友人一家の死」
...またマクス・ミュラーの説にチャンズールの収税吏が河辺で大きな牝狼が穴から出ると三疋の狼子と一人の小児が随いて行くを見て捕えんとすると狼子の斉(ひと)しく四肢で走り母狼に随い皆穴に入った...
南方熊楠 「十二支考」
...由て村吏川向ふの貧婦の子を買つて生埋にした...
南方熊楠 「人柱の話」
...さては、主の呂伯奢は、隣村へ酒を買いに行くなどといって出て行ったが、県吏に密訴して、おれ達を縛らせ、朝廷の恩賞にあずかろうという気かも知れん」呟いていると、暗い厨(くりや)のほうで四、五名の男女の者が口々に――縛れとか、殺せとか――云いかわしているのが、曹操の耳へ、明らかに聞えてきた...
吉川英治 「三国志」
...瑯(ろうや)の両県に来て吏庁にのぞんでいましたが...
吉川英治 「三国志」
...(遺言は)と刑吏が聞いてやったのであろう...
吉川英治 「親鸞」
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