...老婆は自ら荒井ゆりと名のり...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...かくして法師丸は父の字名(あざな)の一字を貰(もら)って河内介輝勝(かわちのすけてるかつ)と名のり...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...津村の親戚もまた昆布姓を名のり...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...私は仰向けに寝て目をあいてる母のうえへ身をかがめ顔を近づけて名のりながら「かわいいでしょう」といった...
中勘助 「母の死」
...ペトローヴィッチと自ら名のり...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...柳家小三治を名のりました...
正岡容 「初看板」
...その擬人法を用ゐたる者は手をついて歌申し上ぐる蛙かな 宗鑑いやめなる子供産み置けほとゝぎす 同花の香を偸(ぬす)みて走る嵐かな 同青柳の眉かく岸の額かな 守武鶯の捨子なら啼けほとゝぎす 同名のりてやそも/\こよひ秋の月 同撫子(なでしこ)や夏野のはらの落し種 同の類(たぐい)なり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...壮年にして沖津氏の厄介人(やっかいにん)(家の子)となりて沖津新吉直義(退去の際元義と改む)と名のりまた源猫彦と号したり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...名のりに豊(とよ)の字を用いることになっている...
森鴎外 「渋江抽斎」
...摂津守(せっつのかみ)に任官して正篤と名のり...
山本周五郎 「桑の木物語」
...自分と同じ高氏という“名のり”を持つ人間が...
吉川英治 「私本太平記」
...高氏という名のりは...
吉川英治 「私本太平記」
...「今後はおん身一人で“高氏”を名のり給え...
吉川英治 「私本太平記」
...いま名のり出よとはいわん...
吉川英治 「私本太平記」
...菊池半助(きくちはんすけ)とか名のりました」「えッ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この後は羽柴筑前守秀吉と名のりまする)彼にしても...
吉川英治 「新書太閤記」
...名のりあう武者声も...
吉川英治 「新書太閤記」
...「水練の達者なものは名のり出(い)でよ...
吉川英治 「源頼朝」
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