...これよりさき、帝の同勢も、「れぷろぼす」の姿に胆(きも)をけして、先手は既に槍(やり)薙刀(なぎなた)の鞘(さや)をも払はうずけしきであつたが、この殊勝な言(ことば)を聞いて、異心もあるまじいものと思ひつらう、とりあへず行列をそこに止めて、供頭(ともがしら)の口からその趣をしかじかと帝へ奏聞(そうもん)した...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...太都夫が率ゐた同勢も殆ど上陸しつくして茲に三度鯨波を擧げた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...同勢すべて百四人也...
大町桂月 「川越夜行記」
...だがそれにしても六人の同勢が何処(どこ)へ泊まることにしようか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...他の同勢に先んじて進み戰ふこと勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...僅かに与力同心と小者の類(たぐい)と同勢十人足らずで...
中里介山 「大菩薩峠」
...其同勢のうちにお石は必ず居たのである...
長塚節 「太十と其犬」
...座敷(ざしき)の上に不安な顏を押し並べた同勢を見渡しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「姐御(あねご)はこっちに腰掛けたら……」同勢四人の中の...
林芙美子 「新版 放浪記」
...むろんわたしの同勢にはたっぷりではなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...三人――五人の同勢だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...十一月三日〔巣鴨拘置所の顕治宛 神奈川県国府津前羽村前川より(封書)〕十一月三日今度は何しろ同勢が同勢なので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丁度同勢十一人だ...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...その同勢のあわて方といったらない...
吉川英治 「三国志」
...また輿の同勢は、あとから来い」列を残して、彼もまた、一ト足先に、そのまま柏原へ駒を飛ばした...
吉川英治 「私本太平記」
...同勢が着いたところは...
吉川英治 「私本太平記」
...晁蓋以下一党の同勢へ三覇(ぱ)の連中をひきあわせた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼も従者も、すべて狩衣の上に、甲冑(かっちゅう)を着こみ、平常とちがい、弓、長柄など、物々しく掻い持って、同勢二十余名、山の方へ急ぎ出した...
吉川英治 「平の将門」
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