...彼の取柄は運動神経の良さだ...
...彼女の取柄はコミュニケーション能力の高さである...
...彼女は海外経験が豊富なのが取柄だ...
...彼は多才な人であり、その取柄が役に立っている...
...彼女の取柄は語学力だ...
...私(わたくし)というものは御覧(ごらん)の通(とお)り何(なん)の取柄(とりえ)もない...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...鶏を盗むを得意とする時遷(じせん)のような雑輩を除いても黒旋風(こくせんぷう)のような怒って乱暴するほかには取柄(とりえ)のない愚人もあるが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...ただ幸いにも私は胃が丈夫なのが取柄であると...
谷崎潤一郎 「鍵」
...水の清いのが取柄である...
田山録弥 「町」
...且つ彼が『なんの取柄もない男』(というのはヴェリチャーニノフが彼に加えた評言であるが)であって見れば...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...「そんなことだけが取柄」「それで...
直木三十五 「南国太平記」
...一つも取柄(とりえ)はなかったようであるが...
野村胡堂 「江戸の昔を偲ぶ」
...手前の取柄さ」「チエツ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人の良いといふ外には何んの取柄があらうとも思はれません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なんの取柄(とりえ)もない男です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...外に取柄は無いが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すぐ尻尾を振つて絡(から)み付く癖があるんだつていひますが」「大變な女だな」「養子の幸吉は意氣地も働きもないのを取柄で貰はれて來たやうな男で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正直らしさが取柄といふだけの小娘でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そいつは師匠の文字花と、水茶屋のお幾が、自分達を東西の大關に据ゑる細工に、うんと金を費つてやつた仕事とわかつて、大笑ひで濟みましたが、今度は向柳原一圓の若い者が集まつて、相談の上極めた番附だから、間違ひも胡麻化しもありやしません」「物好きなひとだな」「今月は顏見世月で、芝居町の方も大變な景氣だから、此方でも一番素人芝居でも打つて、江戸中の娘達の人氣をさらつてやらうといふ相談で、先づ手始めに拵へたのが『息子番附』その實は『美男番附』その中から、立役も女形(をやま)もきめようといふ寸法で」「で、その番附は?」「東、大關は佐久間町の酒屋、丹波屋の伜清次郎、西の大關は棟梁(とうりやう)乙松の伜で辰三郎、東の大關は、米屋の下男で鶴吉――」「番附を一々讀上げられちやたまらない、――大事なのはお前だ、三役にでも入つたといふのか」「なアに、其處までは行きませんがね」「前頭の何枚目といふところか」「それ程でも無いんで」「それぢや何んだ、年寄か勸進元(くわんじんもと)か」「飛んでもねえ、そんな爺々(ぢゞ)むさいのぢやありませんよ、正直に申上げると、呼出し奴、宜い役ですぜ――斯う半開きの扇(あふぎ)を口に當てゝ」「プツ、腹も立たねえな」「最初からの申合せで、役不足は言はねえことにしてあるんで、番附に載らねえ奴だつてあるんだから、不服を言はうものなら、町内の息子附き合ひが出來なくなります」「それで嬉しがつてゐるのは、お前の取柄だ、世の中が無事で宜い、ところで話はそれつきりか」「その『息子番附』の兩大關が、去年の娘番附の張出大關、師匠の文字花や水茶屋のお幾ではなくて、米屋の孫娘お芳を、三つ巴になつて張り合つて居るから面白いぢやありませんか」「そんな事は、面白くも何んともないよ」平次はあつさり片付けてしまひましたが、これが大きな騷ぎの原因にならうとは、素より思ひもよりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...仲の好い筈はありません」「お孃さんとは?」「あの娘(こ)は人の好いのが取柄で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ただ辛抱づよいのが取柄だけだ...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ真正直が取柄だといわれるような性格だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...曲もなくてただ長いだけが取柄(とりえ)だとつぶやくと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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