...潤(うる)める星の樣な双眸(まなざし)の底に...
石川啄木 「葬列」
...侍女七 二人して盤の双六をしておりましたので...
泉鏡花 「海神別荘」
...それは秀ちゃん吉ちゃんの双生児だ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...双方のためだと考へたのが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...この双曲線との交点 Qbまで延長し...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...双方共に戰場を退くことはよもあらじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...草双紙に阿波の鳴戸のお鶴がもつてる曲物(まげもの)の柄杓(ひしやく)が浮いてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...「お金は……」「金なんぞ……」二人の会話は双方とも意味をなさないで...
夏目漱石 「三四郎」
...無論ヘーゲル程神秘の雲(くも)のうちに隠れて弁証の稲妻を双手に弄する人ではなかつた...
夏目漱石 「点頭録」
...ゲラゲラ笑つて居るお駒の背後から双手(もろて)突にズブリとやり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此世の歓楽を見尽す為に私と一緒に世の中へ踏み出して参りましょう――」千代之助の言葉は次第に熱を帯びて双手(もろて)は何時(いつ)の間に尼のふくよかな膝の上へ掛って居りました...
野村胡堂 「百唇の譜」
...何か安つぽい繪双紙を見るやうである...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...そんな品川の次がすぐ大井川だなんて飛双六じゃ...
正岡容 「小説 圓朝」
...あんな女に引っかかるなんて――双葉 引っかけたなんて...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...次ぎに上手扉の外を見て)みんなに有るかな?双葉 けさ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...箪笥の底に納いこんであった双子の袷も質流れを格安に手にいれたもので...
矢田津世子 「神楽坂」
...双方とも折合わなかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...「双(ならび)ヶ岡(おか)の法師といえば...
吉川英治 「私本太平記」
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