...しばらくの間(あいだ)葉子はこの奇怪な心の動揺のために店を立ち去る事もしないでたたずんでいたが...
有島武郎 「或る女」
...走り去る大吉のうしろ姿は...
壺井栄 「二十四の瞳」
...葡萄酒の流れ去る下水は一つもなかった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...仮装舞踏会でつけ鼻を取り去るようにすぐにありさまを変え...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...下女さえさびしさに堪兼(たえか)ねて逃去るような家では...
永井荷風 「西瓜」
...後に心を殘して去るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...駈落のやうな氣持で内地を去るときの...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...その日その日に収入の有る料理屋働きを思い立ったのは去る一月なかばのことである...
細井和喜蔵 「女給」
...音もなく立ち去るのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...『郷土研究』巻四と『日本及日本人』去る春季拡大号へ出した拙文に大概説き置いたから...
南方熊楠 「十二支考」
...弾じ去る烏臼(うきゅう)の鳥〉...
南方熊楠 「十二支考」
...やがてコソコソと立ち去る)三好 待て! それで行ってしまわれては...
三好十郎 「好日」
...免れがたい因縁に引かれていよいよそこを去る時になったのであると思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なぜ僕がこんな風にして此世を去るかと云ふことを...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...空しく閑人(かんじん)の手に委(ゆだ)ね去るべきものではないのかもしれない...
柳田國男 「垣内の話」
...かの綰ねたる黒髪を取り返し立ち去ると見ればたちまち睡(ねむり)は覚めたり...
柳田国男 「遠野物語」
...T「喧嘩らしい」と二人急ぎ足に去る...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...九州帝国大学医学部精神病学教授斎藤寿八氏自室気付面黒楼万児宛┌───┐│ │└───┘地球表面は狂人の一大解放治療場九州帝国大学正木敬之氏談精神病科教室去る三月初旬以来...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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