「厭」の意味
嫌う、飽きる
小説での「厭」の使い方
...彼は「厭な奴」と呼ばれることには常に多少の愉快を感じた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...厭なこつた...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...「一等車(ファストクラス)か二等車(セカンドクラス)はついていないでしょうか? まだ三等車(サードクラス)に乗ったことはないのですけれど」よく日本にいる外人連中には目白押しをして乗る三等車を厭(いと)うて...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...厭(いや)な処だから...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...主人はそれが厭でたまらなかった...
田中貢太郎 「胡氏」
...それがこうじて所天(ていしゅ)が厭わしくなって来た...
田中貢太郎 「雀の宮物語」
...毛の生えた脚をしているあなたが厭(いや)らしく見えたことはありません...
田中英光 「オリンポスの果実」
...すると彼は厭々(いやいや)ながら言われたとおりの身振りをした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
......
長塚節 「土」
...厭々(いやいや)ながら受取った顔つきに...
夏目漱石 「虞美人草」
...厭(いや)なのと同(おん)なしぢやありませんか...
夏目漱石 「それから」
...私だって黙って帰るのが厭(いや)になります...
夏目漱石 「明暗」
...新しいエプロンののりの匂いが厭(いや)になる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...今さら厭だとも言えまい...
広津柳浪 「今戸心中」
...厭に鉢が開いて居り...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...「厭味な青二才の酔ツ払ひ! といふのもあつたぞ...
牧野信一 「素書」
...茫々(ぼうぼう)たる津の国にすさむ木枯(こがらし)を厭(いと)うていった...
室生犀星 「津の国人」
...働くことは厭(いや)なことであり...
吉川英治 「親鸞」
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