...厩番(うまやばん)や...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...われ汝を導きて、今や厩の中、驢馬と牡牛との間に生れむとする幼な児の足下に至らしめむ...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...ヒツソリとしていた家の厩のあたりから...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...羊小舎、厩、戸外の牛飼場、棒をもった家畜追い、自分の羊の群のまんなかに立った羊飼いの少年――山の牧場地だけはのぞいてそのほかのすべてが九月の嵐によって山から吹きとばされる木の葉のように運ばれていく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...三十一そこで弁信が立ちどまっていると、走り来って、ほとんどぶっつかろうとして、危(あや)うく残して避けたその人が、「まあ、あなたは、弁信さんじゃないの」「そういうあなたは、お嬢様でございましたね」「あ、なんだって弁信さん、今時分、こんなところを一人歩きをしているのです」「それは、私から、あなたにお尋ねしたいところなのです、あなたこそ、どうして、今時分、こんなところへ、お一人でおいでになりましたのですか」「エエ、わたしはね……逃げて来たのよ」「火事でございますね」「エエ」「火事は、お屋敷うちには違いございませんが、どなたかのお住居(すまい)ですか、それとも納屋か、厩(うまや)か、土蔵か、物置かでございましたか」「あのね、弁信さん、火事は本宅なのよ」「御本宅――」「エエ、そうして、わたしの屋敷へも移るかも知れない、あの火の色をごらん」「それは大変でございます、それほどの大変に、どうして、あなた様だけがお一人で、こっちの方へ逃げておいでになったのですか、あとのお方には、お怪我はありませんか」「それは知らない、わたしは怖いから、わたしだけが逃げて来ました」そういって、お銀様は立ちどまったままで、後ろを顧みて、竹の藪蔭(やぶかげ)から高くあがる火竜の勢いと、その火の子をながめて、ホッと吐息をついた時、弁信の耳には、それが早鐘(はやがね)のように聞え、その口が、耳までさけているように見えましたものですから、「ああ、お嬢様、あなたは怖ろしいことをなさいましたね」「ええ」「あなたは、いけません、それだから、私が怖れました、ああ、今や、その怖れが本物になりました」「何を言ってるの、弁信さん」「お嬢様、あなたこそ、何を言っていらっしゃるのです」「わたしは何も言ってやしない、ただ、怖いから逃げて来たのよ」「火事が怖ろしいだけではございますまい、あなたのお胸には、良心の怖れがございます」「何ですって」「ああ、あの火事の知らせる早鐘よりも、あなたのお胸の轟(とどろ)きが、私の胸に高く響くのはなにゆえでしょう、あの火事の炎の色は見えませんけれど、あなたの息づかいが、火のように渦を巻いているのが聞えます」「弁信さん、出鱈目(でたらめ)を言ってはいけません、誰だって……誰だって、こんなに急いで来れば動悸(どうき)がするじゃありませんか、そんなことを言うのはよして頂戴、そうでなくってさえ、わたしは怖くてたまらない」「何が、そんなに怖いのでしょう、火事は家を焼き、林を焼くかも知れませんが、人の魂を焼くものではありません」「だって、だって、弁信さん、お前は眼が見えないから、それで怖いものを知らないんでしょう」「怖いのは、火事ではありません、人の心です」「いやなこと言わないようにして下さいよ」「本当のことを言っているのでございます、私には、火事の火の色は見えませんけれども、心の火の色が見えます」「今は、そんなことは言わないで頂戴」「そうして、お嬢様、あなたは、これからどこまでお逃げなさるつもりですか」「そうでしたね、こんなに逃げたって仕方がありませんわね、それがどこまで逃げられるものでしょう」「わたしと一緒にお帰り下さいまし」「まあ、ゆっくりしておいで、あの火事をごらん、まあ、なんて綺麗(きれい)な火の色でしょう」お銀様と、弁信は、もつれるように並んで歩きながら、広い竹藪(たけやぶ)の中の小径(こみち)を通って笹の間から、チラチラと見える火の勢いがようやく盛んなのを前にして、やがて藪を出ると、そこは、だらだら下りの小高いところになっていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...厩(うまや)中間上がりの喜三太のやうな三文奴(やつこ)ぢやあるまいよ」「すると」「早合點は禁物だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馭者のセリファンは厩舎(きゅうしゃ)の方へ馬の始末をしに行き...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...厩務員(きゅうむいん)には見せてませんぜ」「もちろん...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...厩舎は見事だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...うちの厩舎にはあのブレナム号と瓜二つの馬が二...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...厩務員が暴力を加えた形跡があり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...和漢インド皆厩に猴を置く...
南方熊楠 「十二支考」
...本御厩(みうまや)氏...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それに続いてゐる厩(うまや)とが...
森鴎外 「金貨」
...典厩」「信玄の弟」と見るや...
吉川英治 「上杉謙信」
...既成品屋の店頭人形のように反(そ)っくり返って歩く良人の高瀬理平をせきたてて厩舎(うまや)の方へいそいだ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...足利表のお厩(うまや)にも召使われておりましたれば」「では...
吉川英治 「私本太平記」
...厩方(うまやかた)の役について...
吉川英治 「新書太閤記」
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