...当直の行厨(べんたう)につかふ食器を新しく拵(こしら)へた...
薄田泣菫 「茶話」
...浅草公園の安酒場の司厨場で働いてゐながら...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...私たち安寿厨子王の同情者にとつては...
太宰治 「津軽」
...※広巳は母屋(おもや)の庖厨(かって)へ入って往った...
田中貢太郎 「春心」
...そこにも爺さんと婆さんがやはり壁厨の中に姿を見せるので...
田中貢太郎 「平山婆」
...厨房も便所もほどよくしてある...
種田山頭火 「一草庵日記」
...丁度厨になつてゐる処に立つて此方を見てゐた十八九の女……綺麗な眼をした色の白い女……派手な浴衣を着て居た――琴仙亭――福亭――こんな名が絶えず両側に続いてゐた...
田山録弥 「百日紅」
...口で言ふべきところを懷紙に書いてそれを厨子の上に置いたりする生活だの――さういふものに曾ては深くあこがれてそしてその野山を見捨てゝはるばる出かけて來たのであるけれども...
田山花袋 「道綱の母」
...「『大人の文学』論の現実性」と「『迷いの末』――横光氏の『厨房日記』について」とは...
戸坂潤 「読書法」
...温かいのが二百種ある(宮内省司厨長秋山氏談)日本料理の突出しを...
直木三十五 「大阪を歩く」
...酒長(しゅちょう)の御厨(みくりや)小倉の村に庵室を建てて念仏伝道をしていた...
中里介山 「法然行伝」
...這入(はい)ると眞直(まつすぐ)に大(おほ)きな厨房(だいどころ)へ行(ゆ)きました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...道翹(だうげう)は閭(りよ)を厨(くりや)の中(うち)に連(つ)れ込(こ)んだ...
森鴎外 「寒山拾得」
...中山まで参ります」厨子王は十歩ばかり残っていた坂道を...
森鴎外 「山椒大夫」
...手に行燈(あんどう)を提(さ)げて厨に出て来た...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それで鈴虫の厨子という名が付いているんだ」そして漆や蒔絵の図柄や...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...厨(くりや)、風呂場、座敷、どうもそういう匂いがする...
吉川英治 「治郎吉格子」
...ここに使いとして来た御厨三郎将頼で...
吉川英治 「平の将門」
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