...其上厚さ約一尺は全く火山灰の被覆する所と爲れり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...或る所では十三メートルの厚さに熔岩が敷きつめ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...数学の書物を開いて見ると、立体とは長さと幅と厚さとの有るもの、面とは長さと幅とが有るだけで、厚さの無いもの、線とは長さが有るだけで、幅も厚さも無いもの、点とは長さも幅も厚さも何も無いものと云ふ意味に書いてあるが、実物から獲た経験によると、立体の最も薄つぺらなのが面、面の最も幅の狭いのが線、線の最も短かいのが点である、即ち点を引き延ばせば線に成り、線を打ち広げれば面と成り、面を膨らせば立体となつて点から立体までの間に何処にも境界は無い...
丘浅次郎 「固形の論理」
...不思議なことに油画ではまだ日本のこの濃度ある秋の色の分厚さを大胆に造型化していないようだ...
高村光太郎 「山の秋」
...紙いちまいの厚さくらゐあいてゐてそのすきまから眞白い齒列が見えてゐた...
太宰治 「陰火」
...三氏の私城にして百雉(ひゃくち)(厚さ三丈(じょう)...
中島敦 「弟子」
...厚さ一ミリの泥がつもっていく...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...氷冠の厚さが、それほど厚いというのは、なにかのまちがいではないかと、思われる方があるかもしれない...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...いづれ内輪のものでせう、――棺から轉げ出した善八を一番先に抱き上げたのは利三郎でしたが」「それは俺も見た、――おや/\、妙なものがあるよ」「何んです、親分」「棺の穴へ、ちやんと埋(う)め木がしてあつたんだ、――細工は細かいな」「へエ」平次が、壇の上から拾ひ上げたのは、丁度脇差を突つ込むまで棺の穴を塞(ふさ)いで居たらしい、厚さ二分、幅一寸、長さ一寸五分程の檜の木片ではありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すると、みんなは一寸お辞儀するのであつたが、その温厚さうな、開襟シヤツの村長は、煙草を燻らしながら、悠然と一同を瞰下ろしてゐた...
原民喜 「小さな村」
...マンを信じきっていたための寛厚さであった...
火野葦平 「花と龍」
...ある明確な長さ・幅・厚さがあるように...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...厚さの想念である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...『最上』の甲板装甲(鉄の板)は厚さ八糎だが...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...寸法、縦二寸一分、横巾二寸九分、厚さ八分...
柳宗悦 「工藝の道」
...厚さ大福帳の如きものが当時二円五十銭...
山本笑月 「明治世相百話」
...暗灰色の埃りが三寸ばかりの厚さで一面に溜っていた...
横光利一 「旅愁」
...筋肉のすべてが鉄のような重厚さを持っているのに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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