...芳一は赤間ヶ関阿弥陀寺に厄介になってゐた盲の琵琶法師であります...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...「当分ここに厄介にならせてもらうよ」昔ながらの彼の横柄さではなく...
梅崎春生 「狂い凧」
...「これは厄介なことになりましたのネ」と女史は現場を検分しながら沈痛な面持をして云った...
海野十三 「三人の双生児」
...あなたさまを納得させるのはなかなか厄介ですが...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...ただヴァティエの縦隊のみがその災厄を受けたのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...五日厄介になりたき趣を頼み候処...
永井荷風 「榎物語」
...あのお方もこちらに御厄介になっておいででございましょうな」「いや――その方は...
中里介山 「大菩薩峠」
...厄介ヘモソレゾレ壱カ年アテガイヲ附ケテ稽古事デモ出来ル様ニシテ...
中里介山 「大菩薩峠」
...何の役にも立たぬ厄介者だ...
中島敦 「光と風と夢」
...厄介なことには、絵の話を切り出してくれる人がまず無いので、話にならないのである...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...御船手や橋番の眼を潜るのは厄介だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「下田から――? いつ頃から来て居なさるんで」「半歳ほど前でした、――十九の厄で、年を越さないうちは嫁にもやれないから、しばらく江戸の水を呑ましてくれという親元の頼みでしてな」勘兵衛はそう説明しているうちに、お浜は自分の噂に追われて身を細らせながら、奥の方へ消えます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ずっと思案してたぜ、厄介な事案だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...言わば神社が七十二も焼けたるは厄介払いというような村吏や神職の仕方ゆえ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...「お前えは誰れの家に今厄介になつてるんだ...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...六条院の人々は皆大厄難(やくなん)が来たように...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...子(し)を厄(やく)に免(まぬか)れしむ...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...厄年の男女がもう一度年を取り重ねる習俗と...
柳田国男 「年中行事覚書」
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