...公之を卻(しりぞ)く...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...大殿様が一喝して御卻(おしりぞ)けになった時も...
芥川龍之介 「邪宗門」
...――「卻って并州を望めばこれ故郷」と支那人の歌ったものも偶然ではない...
芥川龍之介 「本所両国」
...この時アヌンチヤタが我を卻(しりぞ)けて人に從ひし悲痛は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...之を以てイエスの熱心を賞揚すると同時に彼の思想の未だ猶太思想の旧套を脱卻する能わざりしを憐む...
内村鑑三 「聖書の読方」
...晩年先生の著書には卻て是を見ず...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...洋書を整理し大半を売卻す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...花開いて風卻て寒し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...南方先生若い盛りに黒奴(くろんぼ)女の夜這(よば)いを叱(しか)り卻(かえ)したに次いで豪い(『別訳雑阿含経』巻二十...
南方熊楠 「十二支考」
...紫玉が祝儀を卻(しりぞ)けたのは曲が茶弘にあったのである...
森鴎外 「細木香以」
...これまでも日本人の一部は近代の隣国を間卻しては居なかつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...卻て日本労働者の堪へ得ない強度の力役に服し得るのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...実は卻つて阿片の吸飲を公認して...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...旅順や大連で多く観て来たアカシヤは卻つて此地には少い...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...貧乏な旅行者の私達は卻つて文字通りに哈爾賓の街で札片(ふだびら)を撒いて歩いたのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...日本の墓のやうに陰気でなくて卻て哀情が深い...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...間卻山東兵乱事...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...無心卻看有所拠...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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